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みたかもばら下横田チーム

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[鳥人間コンテスト]フットランチグライダーの飛ばし方V

2010年 8月 16日作成


鳥人間コンテストでコンスタントに400m飛行を実現させることができるでしょうか、もしも実現できるとしたならばどのような方法で可能なのかを今回は書いてみようと思います。

琵琶湖の湖上10mの高さからテークオフして飛距離を出す単純な競技ですから、自ずと絶対的飛行距離は決定してしまいます。滑空機ですから当然プロペラによる推進力を使用することは出来ませんので推進力として使用できるものは位置のエネルギーだけです。その為にその位置エネルギーをいかに有効に使うことが出来るか否かで飛行距離が左右されます。その為、私達が行っている方法を具体的に書いてみようと思います。

第一に、機体精度を極限までに仕上げる。
言い換えれば、大気の流れを妨げないための形状にする為の設計、製作をしなければなりません。気流は機体に対して最大の抗力ですので、少しの突起や接合のズレによるバブルの再付着によって必要以上の抗力を起こさないように注意を払わなければなりません。気流と機体との濡れ面積を極力少なくする努力が最も必要になります。

第二に、プラットホーム上でのパイロットとサポート隊によるテークオフ動作を確実に行うこと。これについては、前回書いております。

第三に、フライト方法の工夫です。
パイロットが離陸した後に行える操作を安易に行っても効果を期待できません。私達は「セーリングフライト」と呼ぶ飛び方を採用しています。これは、風向と機体形状を把握した上でヨットの帆走原理を応用した飛び方です。

通常、機体は正対風に向けてテークオフさせますが、私達は風向を斜め前方から当てて機体に沿って流れる流線によってもたらされた加圧域と減圧域とが発生する合力の方向に機体を向けテークオフさせます。翼上面に当たる流れが直角でなく斜め前方から当たる様にしますと、上面の流れは翼を斜めに横切ることになり層流を保ちながらより長い距離を通過することになります。そちらの方向に横滑りをさせることにより抗力の減少と水面効果を受けやすくなると考えております。

ただしこの飛行方法は余りにもリスクが大きいうえ手順を一つでも間違えますと悪いスパイラルに入り修復不可能になります。操作ミスの確率が非常に高いため積極的に行う飛行方法とはいえません。

精度良く製作された機体を理想的な方法で飛行させた場合350〜380mが限界距離だと思っています。この為、以上の第一から第三の方法を駆使して飛行させることにより400m以上の飛行が可能になると思われます。

20100724.JPG

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